川崎市ってどんな街？（神奈川県） | 風俗のお仕事コラム

川崎市は日本の都市の中で最も財政状況に余裕がある街とされています。川崎競輪場と川崎競馬場という二つの大規模なギャンブル施設が揃っているという稀な特徴から見ても、お金の循環に活気のある土地です。

神奈川県の北東端に位置する川崎市は面積こそ広くはありませんが、東京都に接している立地上首都圏と繋がる交通網が行き届いており、人の動きが活発です。特にJR川崎駅周辺は大きな商業施設も発達してきており、近年ではすっかり洗練された都会的な景観をつくっています。かつては工業都市として発展してきた性格上、公害など街を行き交い訪れる人々にとって歓迎されない側面も少なからずありましたが、今では国内でも有数の工業地帯である「京浜工業地帯」の景観はひとつの名物として捉えられています。夜中も絶えず稼働し明かりを灯す無骨な機械群は、一部の人々の趣味に合致するようです。様々な広告展示物、商品のモチーフとして被写体に選ばれることも多い夜中の工業地帯は、案外その魅力を考えたこともない人にとっても一見の価値があるかもしれません。たしかに広大な工業地帯の夜景は美しく、市街地の色とりどりの明かりとはまた違った硬派な輝きを有しています。

川崎競馬場と川崎競輪場という、片方だけでも貴重なギャンブル施設を二つも有しているというのは川崎市の類い稀な特徴といえるでしょう。これらの施設の存在が川崎市の夜を活気づけていることは疑いありません。川崎市の繁華街は遅くまで人声絶えず、多くの人々が、――上品な言い方をすれば、いわゆる、“経済活動”に余念がありません。その活発な経済活動の一端を、川崎駅周辺地区に絞って見ていきましょう。

「ラゾーナ川崎プラザ」はJR川崎駅の構内から通路で直結する大型ショッピングモールであり、駅近辺の地域を含めても最も人の出入りが激しい代表的な商業施設です。その外観はスペインの建築家によって設計された近代的かつユニークな造りとなっており、広い中央広場を囲むように建物が円弧を描いています。ラゾーナ川崎プラザ店内の多くの場所から広い窓を通して屋根を持たない中央広場を見通せるため、店内どこにいても解放感を味わえるよう図らわれています。

店内には1階から４階までを占めるビッグカメラやフードコート、多目的ホールやシネマコンプレックスが入っており、娯楽施設としての需要を隙なく満たす親しみやすさで日夜多くの人が訪れています。何より東京都心から利便性の高い川崎駅というメインターミナルに直結しているという点は様々な商業活動上のメリットを生みます。例えばラゾーナ川崎プラザが有名なミュージシャンのライブ活動の場として頻繁に使われることは一つのセールスポイントです。東京都内を活動拠点とする著名人にとって交通の便が良い遠方地という性質は多大な利点であり、多目的ホールはこの点を活かすために設けられているといっても過言ではありません。

川崎市は全域的に今現在「音楽のまち川崎」というコンセプトを掲げた街づくりが行われています。ラゾーナ川崎プラザではかねてよりミュージシャンによるライブ活動が頻繁に行われてきましたが、正式なライブだけでなくストリート・ミュージックなどの自由活動にも寛容な姿勢を示し、そうした活動の場として利用しやすい広場の設置を市として推し進めています。「ミューザ川崎シンフォニーホール」は東京交響楽団の本拠であり、「音楽のまち川崎」をけん引する存在です。市内には多数のライブハウスがあり、若者の音楽活動を応援する気風が強い土地柄であるといえます。