餃子大国栃木のおいしいもの色々（栃木県） | 風俗のお仕事コラム

宇都宮（うつのみや）市といえば餃子、栃木といえば餃子と言われるくらい餃子で有名な地域ですが、餃子といえばあまり凝った料理のイメージは持たれないのではないでしょうか。小麦粉で作った薄皮にひき肉を詰めて焼けば一応は餃子になるわけですが、この餃子が他県で食べるものよりも突出して美味しいというのはどうにも信じられない、という意見が多いようです。いったい栃木の餃子は通常の餃子とどこが違うのでしょうか。

餃子は人気料理ではありますが、やはりどこかシンプルな、改良の余地が少ない料理であるというイメージが払拭しきれないところがあります。しかし現実に全国から栃木県まで餃子目当てにやってくる人が後を絶ちません。人気店は食事時には100m以上の大行列を成し、連日閉店を待たずして完売してしまうのです。

栃木県の餃子文化のわかりやすい特徴といえば、その餃子の具の種類の豊富さであるようです。エビ餃子や豚肉の餃子、焼き餃子、水餃子、またひき肉と一緒にいれる具材も多種多様で、たしかに他では食べられないと納得できるわかりやすい個性と言えます。形にも店ごとにオリジナリティあふれるものが多く、それぞれ差別化を図ろうと努力しているようです。また、栃木県ではコンビニより多いと言われる餃子店に次いで多いのがラーメン店です。ラーメンもまた栃木の名物のひとつです。地元民に話を聞くとラーメンと餃子はひとりひとり行きつけの店や好みの流派がある程度固まっているようです。もしも栃木県でおいしいお店探しに失敗したくないのなら、道を歩く人に聞いてみるのが手早いでしょう。インターネットなどの媒体で調べるよりもずっと確実な情報が得られるに違いありません。

「アイソの田楽（でんがく）」は海のない栃木県でおいしい魚を味わうために考案された料理で、まさに地元民の知恵が詰まった郷土料理という風情があります。「アイソ」とは「ウグイ」という川魚の別名で、春の産卵期にのみ呼び方が変わって「アイソ」になります。産卵期にはオスの腹に赤い線が浮かび上がることから「アカハラ」とも呼ばれるこのアイソは山椒味噌を使って調理され、お酒の共として人気を博す濃厚な味わいを特徴としています。川魚には臭みが強いものもありますが、この調理法だとどんな魚でもおいしく食べられるといいます。ゆえに、栃木県ではアイソだけでなく様々な川魚にこの独特の風味の田楽料理が適用されます。

かんぴょうは栃木県の名産品です。七月から八月にかけて実をつける夕顔の果実を帯状に乾燥させたものをかんぴょうといいますが、栃木県はこのかんぴょうづくりに非常に適した気候を有するため、全国のかんぴょうの9割以上を生産しています。夕顔の生育条件は厳しく、栽培が難しいとされていますが、栃木の特殊な気候――冬場は乾燥し寒冷、夏場は温暖湿潤という条件がぴたりと適合した結果なのでしょう。「かんぴょうの卵とじ」と呼ばれるお吸い物は地元民の食卓に毎朝並ぶほどの定番メニューです。

「いとこ煮」という珍しい郷土料理があります。カボチャやレンコン、里芋などの根菜類と小豆を一緒に煮たもので、ほかでは見られない料理ではないでしょうか。和食が食べられるところでは栃木県内であればメニューに含まれているところも多いようです。甘く濃厚な味わいが人気の、素朴な郷土料理です。

ケーキをはじめ、女性が大好きなスイーツに欠かせないイチゴですが、そのイチゴの最たる生産地が栃木県である以上、この地でスイーツの名店が軒を連ねないはずがありません。地元産の新鮮でおいしい「とちおとめ」を使い、その点を前面にアピールした絶品スイーツの数々が味わえる栃木県の魅力をご紹介します。

「ベリーベリーマルシェ」というお店が栃木県の小山市に構えています。栃木名産「とちおとめ」をふんだんに使った豊富なレパートリーが好評の「ベリーベリーマルシェ」でイチゴ尽くしのティータイムを楽しんでみませんか？　イチゴのタルトやイチゴのシュークリーム、ロールケーキに、フレーズフロマージュ。イチゴの入ったプリンもあり、また、マカロンにはイチゴの真っ赤な果肉が込められています。このお店はイチゴはもちろんのこと、菓子作りに使用するできる限りすべての材料に地元産を心がけていることが目覚ましい特徴です。卵も小麦粉も杤木産であり、生産者と密にかかわりあいながら美味しいケーキを安心安全に食べさせてくれるお店です。

少し高級なお店がいいという方には「ソワール」がおすすめです。栃木市の旭町に店舗を構えるこのお店では、一般的な洋菓子店で多く見られるショートケーキやタルトがあまり見受けられません。マカロンをメインに据えており、その脇を宝石のようにきらめく趣向を凝らしたケーキの数々が固めます。一つ一つが芸術作品と化したケーキは目にも楽しく、種類も極めて豊富です。興味が湧きましたら、ホームページを訪ねてみるのもいいでしょう。画面越しでその品々に心を奪われたら、もうあなたが栃木の地を訪れる日も近いでしょう。