茨城県ってどんなところ？（茨城県） | 風俗のお仕事コラム

茨城県（いばらきけん）は政令指定都市――すなわち人口50万人以上の都市を持たない県としては最大の人口を誇る県であり、近年は主に東京都の通勤圏がベッドタウンとして栄えてきた県です。いわゆる地方都市と呼ばれる中では最も人口の多い県という見方ができますが、その内実、人々の暮らしぶりはどのようなものなのでしょうか。出稼ぎで訪れ、実際にその土地に長く住むことになるとしたら、どんなメリットが期待できるでしょう。

東京都のベッドタウンとよく評される茨城県ですが、実のところその立地は東京都に近いと言えるほどではなく、あいだに千葉県を挟む、通勤圏としてはぎりぎりのラインにかかっています。それゆえ人口のほとんどは茨城県南部に集中しており、それも近年開発が進んでいる「首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス」――通称「つくばエクスプレス」の沿線に限られます。この「つくばエクスプレス」の開通により茨城県の通勤状況は劇的な変化を遂げたと言っていいでしょう。2005年の開通以来、「秋葉原」駅と「つくば」駅間を快速車両で50分以内に繋げてしまうというこの目覚ましい鉄道は、茨城県の人々にとってなくてはならない存在となりました。また、何よりも「つくば」駅周辺の発展をますます助長し、今もなお茨城県の人口集中を促進し続けています。茨城県を出稼ぎ先に選び、なおかつデリヘルで勤める際には「つくば」駅周辺地域は主要な活動領域の一つと言えるでしょう。

茨城県の中で近年発展と人口の増加が著しいのは南部地域ですが、歓楽街の賑わいは依然中部地域が優っているようです。こと風俗業に関しては店舗型の風俗店は新規開拓が難しい性質上、昔ながらの歓楽街からその活動拠点を大きく移動することはあまりありません。茨城県にはソープランドの数が31店舗ありますが、それらはいずれも中部市街地、県庁所在地である水戸（みと）市に集中しています。次点でやや南部寄りの土浦（つちうら）市が風俗店の主要展開地区となっています。

土浦市の桜町は北関東最大の風俗街として有名です。ソープランドが多く軒を連ねていることで知られる桜町ですが、そのほかピンサロ、イメクラ、ファッションヘルスといった店舗型の風俗店がそう広くない範囲にひしめき合っています。デリヘルが風俗業界の主流となりつつある昨今、この街ではデリヘルのシェアはむしろ力負けしているように見えます。街並みを見渡せば昼間でも風俗店の大きく派手な看板が目立ち、いかにもひと昔前の店舗型風俗店といったモチーフ造形に富むアトラクション風の建物や玄関口が散見されます。治安のあまりよくない街として不名誉な評判が立つことも少なくない桜町ですが、その風俗歓楽街としての歴史は古く、明治の時代にもやはり花街（はなまち）として同様の興隆を誇っていたことが記録に残っています。花街とは風俗街のいわば前身であった言葉で、今では「花街」といえば芸子遊びのできる場所を指すようになりましたが、かつて花街と遊郭（風俗街）の区別はやや曖昧だったようです。

近年若者のあいだで男女の出会いの場としてすっかり定着し、今も盛んにおこなわれている「街コン」ですが、茨城県ではこの街コンが活発に行われています。「街コン」とは町ぐるみで大規模に開催される「合コン」のことで、参加者は小規模なものでも100人、規模の大きなもになると1,000人以上にも及ぶことがあります。茨城県で開催される街コンの舞台は主に水戸市、日立市、土浦市、古河市といった歓楽街の栄える地域です。友達同士で気軽に参加でき、多くの異性と気軽なムードで会話を楽しめるこの街コンは、男女の出会い目的にとどまらず、もっとフランクに友達作りの場として広く人気を呼んでいます。

街コンは若者の参加に限定したものではなく、また現在は街コンも非常に多様化しており、本来の意味の「街ぐるみの合コン」という性質のほうがむしろ薄れてきています。どちらかといえば「合コン」の不特定多数型、とでも表現するほうが近いかもしれません。インターネット上で参加者が募られ、記載された条件を満たす人が応募し参加します。その条件が年齢であったり年収であったりと非常に多様化しており、一風変わった条件の者同士が集う秘密の会合的な気配が漂う街コンもあります。いずれにしても参加資格は誰もが持ちうるもので、インターネットで探せば必ず自分の条件に見合った街コンが見つかるという利用のしやすさが街コンの普及に一躍買っているのでしょう。参加費用は総じて女性が男性の二分の一程度の額となっており、女性にとっては特に参加しやすい企画といえます。また街コン普及当初は友人同士の参加が条件であるという特徴がありましたが、今はその逆、それぞれが一人で参加することが条件である街コンが非常に増えています。