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広島グルメ・広島風お好み焼き
◆広島の代表ご当地グルメ
広島を訪れた際に絶対食べてほしいのが広島風お好み焼きです。
お好み焼き自体は、戦争で食料が不足した戦後に、少量の小麦粉と野菜を多く使用して作られるようになったことが始まりです。
広島県では、戦前に子どものおやつだった水に溶いた小麦粉を鉄板で焼き、ネギなど乗せて焼いた「一銭洋食」が元になっているとされています。
また、広島県全域で1,000店舗以上あるといわれています。
それだけ広島に根付いた食べ物です。
◆焼き方は「重ね焼き」
広島風お好み焼きの特徴として一番注目してほしいのが焼き方です。
広島では普通のお好み焼きとは違い、生地と具材を混ぜずに焼く「重ね焼き」が昔から今まで一貫しています。
水でといた小麦粉を薄く伸ばして焼いた生地の上に野菜や肉などの具を重ねてひっくり返し、生地でふたをして蒸し焼きにするのが特徴です。
具と小麦粉でできた生地を混ぜて作る関西風の「混ぜ焼き」とこの「焼き」部分が大きく異なります。
また、当初は肉が入っていない野菜の重ね焼きで、二つ折りにして新聞紙にくるんで提供されていました。
このクレープのような生地に、焼きそばやうどん、卵焼きを二つ折りにして挟むというスタイルは現在でも呉地方を中心に残っていて、「呉焼き」とも呼ばれています。
◆さまざまな具材
広島風お好み焼きには、定番の具材があります。
イカ、エビ、タコ、もち、青ネギ、チーズ、カキ、牛すじ、スナック菓子のイカフライ(イカ天)、コーン、キムチ、ベーコン、鶏肉、きのこなどで、チーズやネギはキャベツと混ぜて使用することもあります。
また、麺は中華麺が使われていて、お好み焼き用に製麺されたものが多いですが、焼きそば用の麺を使用している店もあります。
それぞれのお店では、寸胴で麺をゆでてから鉄板に出す「生麺」、先にゆでてある「ゆで麺」、蒸してある「蒸し麺」の3種類のうちの一種類が使用されています。
3種類の中では生麺が人気を集めていて、お好み広場やお好み村の店舗やガイドブックなどに掲載されるような有名店舗では生麺が提供されていることが多いです。
◆マヨネーズはかける???
広島ではお好み焼きにマヨネーズを使う習慣はなかったそうです。しかし、近年ではマヨネーズをかける食べ方が広がってきています。
まだ一般的ではないため、焼き上がってお客さんに提供された時点ではマヨネーズがかけられていないことも多いといいます。
こういった店では卓上にセルフサービス用のマヨネーズが置いてあり、セルフサービスでマヨネーズを使えるようにしてあります。
中には、マヨネーズが優良のお店もありますので、マヨラーの人は入店前に確認しておくことをお薦めします。
いかがでしたか?
出稼ぎで広島に訪れた際は、ぜひ広島風お好み焼きでお腹を満たしてくださいね!
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