長野名物・信州そばを食べよう!

長野名物・信州そばを食べよう!

◆同じようで違う信州そば

長野県の名物グルメといえば信州そばです。
信州そばとは長野県で作られるそばの総称です。
そばは高冷地の土地を好むことから、長野県の風土が合致し比較的多く栽培され、各地域で自家製料理として多様なそば打ちが存在しています。
そのため、地域によって製法や食べ方、盛り付けが違うんです。
信州そばは長野県のどこで食べても美味しいんですが、県内のさまざまなお店を巡って、違いを楽しんでみても楽しいですよ。

◆信州そばの歴史

現在食べられている麺線状のそば(そば切り)は長野県から始まったといわれています。
麺線状になる以前は団子状の「そばがき」や「すいとん」、薄く焼いた「お焼き」、「煎餅」などとして食べられていました。
そば切りの最古の記録は天正2年(1574年)で、長野県南部の木曽にある定勝寺の落成祝いにそば切りを振る舞ったとされ、その発祥は戦国時代以前にまでさかのぼるといわれています。
そして、そばはもともと救荒食として備蓄される食材でしたが、現在では嗜好品として楽しめる一品となりました。

◆おすすめの信州そば

信州そばの中でも、特においしいとされている地域のそばと、一緒にチェックしておきたいスポットをご紹介します。

*戸隠そば(とがくしそば)
長野市戸隠のそばは、岩手県のわんこそば、島根県の出雲そばと共に、「日本三大そば」の一つに数えられています。
山岳信仰の栄えた戸隠には多くの修験者が集まり、彼らの携行食料としてそばが戸隠にはいってきたと伝えられています。
そして、戸隠そばは「ぼっち盛り」と呼ばれる独特の盛り付けをします。
この「ぼっち盛り」とは、一つのザルにそばを5〜6束に分け、開口部のつぶれた馬蹄形状に盛ることをいいます。
また、根曲り竹で編まれた円形のザリに盛られていることも特徴です。
さらに、薬味には「信州の伝統野菜」に認定されている地元の「戸隠大根」と呼ばれる辛味大根が使われるほか、天ぷらにはワラビやコゴミといった地元で獲れる山菜がたくさん使われているのが特徴です。
戸隠は坂をたくさん登った山奥に位置しているので車が必須ですが、何度でも食べたくなるくらいおいしいそばに出会うことができます。


*戸隠神社奥社
戸隠そばを食べに訪れたなら、ぜひ足を伸ばしてほしいのが戸隠神社です。
霊山・戸隠山のふもとにある奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社の五社からなる創建以来2000年余りに及ぶ戸隠神社は、パワースポットとしても知られています。
奥社へは天然記念物の樹齢約400年を超える杉並木の参道を約2キロ歩いて目指します。
ジャリ道が続くので奥社まで行く場合は、歩きやすいスニーカーで行くことをお薦めします。
2キロと長い距離ですが、マイナスイオンたっぷりの参道に癒されることは間違いありません。
パワーをもらいにぜひ訪れてみてください。


いかがでしたか?
長野県で出稼ぎをした際には、信州そばの食べ歩きをしてみてください。
一日休みをとって戸隠を巡るのもいいかもしれませんよ♪

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