京ことばをマスターしよう♪

京ことばをマスターしよう♪

よく使う京ことば

京都の方言は、京都弁ではなく「京ことば」と言います。
京ことばといえば、「~どす」「~やす」などの言葉が思い浮かぶ方も多いと思いますが、実際このような言葉は舞妓さんしか使っておらず、一般の京都人は日常でこのような言葉は使いません。

そこで今回は、少しでも快適な出稼ぎライフを送れるよう、京都の人が日頃よく使う京ことばをご紹介します♪

◆~しはる 
標準語の敬語では【~される】を語尾につけますが、京都では「お隣さんが外出しはる」というように、語尾につけて敬語を表現します。さらに目上の方だけではなく、「猫が寝てはる」「雨が降ってきはった」など動物や天候にも使います。
◆~しよし 
「~しよし」は、【~しなさい】という意味の京都特有の命令表現。「はよ食べよし(早く食べなさい)」など、お母さんやおばあさん、女の先生など年上の女性がよく使います。
◆おはようお帰り 
【早く、帰ってきてね】の意味。「おはよう」と、「おかえり」が一緒になっているため、知らないと返事に困っちゃいそうな、かわいい京都の挨拶です。
◆かなんわ~
「かなん」とは、【いやだ、困る】という意味。「いや~かなんわ~」は、「もうっ!やめてよ~」「やめてください」という意味になります。
◆イケず 
「イケず」は【いじわる】という意味。もとは、お嫁にいかない女の人の事を「いかず」と呼んでいたのが関西に残り「イケず」となったそうです。

このほかにも、
はんなり(上品で明るく華やかなさま)、ほっこり(疲れた)、まったり(まろやかな口当たり)、おいでやす・おこしやす(いらっしゃいませ)、おぶ・ぶぶ(お茶)、ぶぶ漬け(お茶漬け)、炊いたん(煮たもの・煮つけ)、ほな(それでは)、かんにん(ごめん)などがあります。※地域によって多少異なります。

京ことばを自然に使うポイント

◆ゆっくりとしたテンポで喋る
京ことばは、大阪弁のように早口でまくし立てるような話し方はしません。ゆっくり話すことで上品でおっとりした印象を与えることができるので、意識的にスローテンポで話してみましょう。
◆母音を伸ばす
京ことばは母音を伸ばすのも大きな特徴。「目(め)ー」「歯(は)ー」「手(て)ー」「字(じ)ー」などと言います。
◆独特の語尾
~や、~やで、~やんか、~やろ?、~やん?など、「や」が入るのも京ことばの特徴。因みに、「~や」の丁寧語が、代表的な京ことば「~どす」です。
◆強調したい言葉を二度繰り返す
「めっちゃ寒い」を「寒い寒い」「めっちゃ怖い」を「怖い怖い」と言ったり、協調したい言葉を二度繰り返して言います。また、最初の言葉を早口で話すことが多く、「寒い寒い」は「さむっさむい」、「怖い怖い」は「こわっこわい」のように発音します。


いかがでしたか?
京ことばをマスターして、出稼ぎライフを楽しんでくださいね♪

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