意外とたくさんある!? 島根が一番!

意外とたくさんある!? 島根が一番!

島根が誰にも負けない部門特集、其の一!

必ずしも不幸なことかどうかはわかりませんが、島根の知名度はどうやら全国ワースト1位だというのです。これは集計する方法にもよるのでしょうが、少なくとも都心部の若者にとっては馴染みのない、他県に比べ比較的関心の薄い土地であるようなのです。そうした前提から見た場合は意外ということになりますが、島根には「これは誰にも負けない」という点が相当数眠っています。今回はそんな「意外?」な島根の一面を特集してみようと思います。

【圧倒的な「出雲大社」の大注連縄(おおしめなわ)】

もしも「視覚的なインパクトが凄まじいもの」ランキングがあったなら、相当上位に食い込むのではないかと思われる圧倒的な存在感を放つ出雲大社、神楽殿の大注連縄。その長さは13.5メートル、重さは4.4トン。もはや注連縄の域を越えたこの超重量物は、言わずと知れた出雲大社の名物となっています。注連縄にはねじる向きというものが定められていますが、通常とは逆の向きにねじられている注連縄としても有名で、その理由には諸説あり、憶測が飛び交っています。大国主大神が国土を譲った際の禍根に端を発するといった話も……。

現在6代目となるこの大注連縄、交換の際にはクレーンを用いるようで、前回はその様子を一目見ようと訪れた人賑わったようです。この注連縄の隙間に小銭を挟むことができるとご利益があると言われており、参拝客は皆こぞって小銭を投げています。注連縄も壮観ですが、小銭を投げる参拝客の様子も他では見られない珍風景として見どころと言えるかもしれません。

【かつて天空に届いた超高層建築】

またも出雲大社の話になりますが、この本殿は国宝に数えられ、屋根までの高さ24メートルという異例の神社建築は今現在でも目を見張る雄大な姿で人々を魅了し続けています。しかしながら、かつてのこの建物は今の雄姿さえ比べ物にならない超高層建築としてそびえ、この国で最も空に近い屋根の異名を誇ったのです。

この本殿は歴史上何度も倒壊の憂き目にあっており、たびたび再建が行われて今の形になりました。その歴史をひも解いてみると、夢幻ではないかというような記述が見つかります。まず、平安時代中頃に源為憲(みなもとのためのり)が記した、貴族向けの教科書に見つかった一文です。そこにはこう記されています。――『雲太(うんた)、和二(わに)、京三(きょうさん)』。これは当時の建物の高さベスト3を表した一文であると言われています。そこでナンバー1に君臨しているこの雲太こそ出雲大社の本殿であるというのです。和二が東大寺大仏殿ですから、これを超えるとなると50メートルに達することになってしまいます。しかしさらに驚異的な事実が出雲大社の社伝に記されています。一時期この本殿の高さは現在のおよそ4倍、96メートルという高さを誇って建ち、本殿に背後にあった八雲山に届こうとしたというのです。

最近までとても現実的ではないとされていたこの記述は、かつてその超高層木造建築を支えたと思われる巨大な柱が見つかったことで急激に現実視されるようになりました。想像するだに圧倒される古代の神秘の一角です。

島根が誰にも負けない部門特集、其の二!

【水質日本一の一級河川、高津川】

一級河川の中で唯一、一切ダムのない川で、上流中流に目立った人口密集地域がないことから、日本でも有数の清流(水質汚染の少ない、美しい川)として数えられている高津川では、毎年鮎釣りが盛んに行われている。祭り行事も盛んで、6月には吉賀町で「水源祭り」が、8月には益田市で「水郷祭」が行われる。

この日本一美しい一級河川高津川が周辺地域にもたらす恩恵はすさまじく、中でもやはり、この川が育む美味な鮎が古くから名産として親しまれており、戦国武将毛利元就も益田藤兼から「高津川の干鮎」を献上品として受け取った記録が残されている。
また上質な自然と触れ合えるお勧めのスポットとして、水源公園の存在は欠かせない。その名の通り高津川の水源を有する公園で、雨乞いの神事「水源祭り」が行われるのもこの公園だ。島根県の名水百選に指定されている「大蛇ヶ池」を中心としており、園内には樹齢1000年を超える一本杉がある。この一本杉もまた島根県の名樹百選に選ばれている。

高津川流域に根付く、清い水が生み出す貴重な文化は数えるときりがない。日本の棚田百選に選ばれた「大井谷の棚田」の景色も多くの芸術家を虜にしているし、澄んだ水あってこそ咲き誇る花々を擁する花園も多くある。流域の湖は他の土地滅多に見られないほど澄んでおり、ボートを借りてパートナーと過ごせば、素晴らしい時間が過ごせるはずだ。

【日本一高い灯台、出雲日御碕灯台】

「出雲日御碕灯台」は「いずもひのみさきとうだい」と読む。高さが43.65メートルあり、その高さは日本一を誇っている。また、世界の歴史的灯台百選にも選ばれ、外国人観光客を見かけることも珍しくない。初点灯は明治36年4月1日となっている。

この灯台の見どころはその高さだけにとどまらない。何より真っ白な壁面、飾り気はないがどこか女性的な温かいフォルム、そして絶景と称して差し支えないロケーション。これらが合わさってこその魅力と言える。日本海と青空を背景にそびえるこの日本一の灯台、近くまで立ち寄った際には是非見てもらいたい。

【日本一の桜、三隅大平桜】

今度は日本一大きな桜である。高さも太さも日本一。幹の周囲は6.3メートル、高さが17メートル、枝の広がりに至っては27メートルにまで及ぶ。遠目からはとても一本の桜とは思えないスケールで見る者を圧倒する。花の見ごろは3月下旬から4月上旬となっており、4月の4日、5日には毎年太平桜まつりが開催されている。見ごろの期間は夜にはライトアップされ、夜桜も楽しめるよう配慮されている。もちろん、国の天然記念物に指定されている。

島根が誰にも負けない部門特集、其の三!

【ぼたん(花)の生産量日本一】

美しい大きな花を咲かせることから「百花(ひゃっか)の王」と呼ばれる牡丹(ぼたん)。これは島根県を代表する県の花となっている。八束町では役350戸の農家が300種類以上もの牡丹を栽培し、全国に出荷され、国外への輸出も盛んに行われている。この実績を後押しするための技術開発にも熱心に取り組んでおり、特許技術も獲得している。それにより一年を通じて花を咲かせることができるようになった八束町の農家に、もはや牡丹の生産で敵う者はいない。

【加茂岩倉遺跡で出土した大量の銅鐸】

加茂岩倉遺跡(かもいわくらいせき)は弥生時代の遺跡で、国の史跡に指定されている。1996年に大量の銅鐸(どうたく)が出土しており、その数は実に39個。これは一か所からの出土例としては最多で、今もこの記録を破る遺跡はない。この出土した39個の銅鐸は国宝に指定される運びとなった。島根は元々貴重な遺跡が多い土地だが、この加茂岩倉遺跡の目と鼻の先にも、一度に358本の銅剣が出土したという極めて異例な荒神谷遺跡(こうじんだにいせき)があり、古代出雲の謎をより深遠に物語っている。

【名刀に欠かせない、世界一の玉鋼】

今現在、日本で玉鋼を生産しているほとんど唯一のたたら製鉄所が、島根県安来地方、仁多郡奥出雲町にある。日本刀の素材となる「玉鋼」。これは古くから作られてきた鉄で、玉鋼と呼ばれるのはかつて大砲の弾に使われていたためである。精製される玉鋼にはグレードがあり、A級の玉鋼はごく少量しか取れず、その精製法にも高い技術が求められる。島根のたたら製鉄所は常に時代のトップを走り続け、その技術は一子相伝の秘術として外部に漏らされることなく今日まで伝わっている。今では彼らの技を誰も真似できない。最高級にして世界唯一の玉鋼を作る職人たちが、島根の奥地には現存している。

【日本最古の大社造り、神魂神社】

神魂神社(かもすじんじゃ)は島根県松江市大庭町にある神社であり、本殿は現存する日本最古の「大社造り」で、国宝に指定されている。イザナミという日本神話の女神を主祭神として祀る社だ。

日本最古の大社造り。――大社造りとは神社建築の様式の一つであり、その代表格は同じ県にある出雲大社だ。出雲大社の本殿も大社造りで造られている。その特徴は優美な曲線を有する屋根に特に顕著に表れる。瓦が用いられることはなく、切妻造の屋根とその頂上の千木(ちぎ)が目を引く。

【島根県】の出稼ぎ風俗求人情報

◀︎ エリアコラム一覧に戻る

島根県のオススメ記事